11.15.17:58 [PR] |
05.17.22:23 ゆらりゆらりと |
もうこんな時間!サイトの更新は間に合いそうにありません…!
というわけでやるやる詐欺にならないように←こっちでSSS投下ですwww
ごめんなさい、明後日にはサイトに更新したい…!!
いい加減日記SSSも溜まってるし;;ログ整理もしたい…!
最近、書いたものを一度プリントアウトして、そこから手書きで校正→データを校正という、アナログ手法を入れているせいで、書き上げるまでにやたら時間がかかります。
でも、紙のほうが冷静に校正できるからいい、ということに気付いちゃったんだもの…
・ル次
・最中ではありませんが、ちょっとそういう発言(?)があるため苦手な方は注意。
・つまりは後朝です。
・先日の10お題の続きっぽいです。そちらを読んでなくても全然大丈夫ですけれど。
以上大丈夫な方は追記よりお進みくださいませー
ゆりかご
ゆらゆらと、ゆりかごに揺られているようなぬくもりの中、どこからともなく聞こえる規則正しい心音。とくん、とくん。それがひどく心地いい。
(ん・・・・・・)
半分だけ浮上した意識の中寝返りを打とうとしたものの、身体中が痛み思うように動かない。
(あれ、俺、どうしたんだっけ・・・?)
仕事終わりにルパンと一緒に酒を飲み、いつもどおり眠りにつこうとして、そして・・・。そこまでゆらゆらと思い返した後、唐突に意識が覚醒する。
「!?」
目覚めて一番に目に入ったのは、隣に眠る裸の男の姿。そして。
「・・・いってぇ・・・」
身を起こした途端に下半身を襲う鈍痛。そこでようやく昨夜の出来事を、あまり思い出したくもないその出来事を思い出す。
(夢・・・じゃねぇんだろうな、あれは)
夢でないということは、重く疼く腰と、視界に入ってくる自分の身体のいたるところに残された鬱血痕が物語っている。
「・・・夢・・・のほうがよかったんじゃねぇのかねぇ・・・お互いに」
隣ですやすやと幸せそうに眠る相棒を眺め、次元は小さく嘆息した。
いつかはこんな日が来るだろうと思っていた。友人としての一線を相棒としての一線を越えてしまう日が。自分に対するルパンの気持ちの変化には、随分前から気付いていた。その視線に込められた意味にも。気付いていながら気付かないフリをしていた。だがその熱い視線を無視することが出来ない自分がいるのも事実で。拒否するかどうか迷っているうちに、先に行動に出たのはルパンだった。
『俺は・・・・・・俺は本気だぜ、次元』
ベッドに引きずり込まれ、キスの最中に囁かれた言葉を思い出す。嫌だと抵抗する次元に、ルパンはそう言ってひどく情けない顔をしたのだ。
(あんな顔されたら・・・拒めねぇだろうが。馬鹿)
「・・・次元」
不意に名前を呼ばれて振り向くと、いつの間に起きたのか、ルパンがこちらを向いていた。黒い眼に揺れるのは、後悔とか不安とかそういった類の負の感情。
「その・・・怒ってる?」
「あ? なんで」
「いや・・・その・・・すまねぇ・・・無理矢理・・・だったし・・・・・・」
ぼそぼそとそんなことを言う。全く、こいつは。
「・・・謝るんじゃねぇよ」
「え?」
次元の言葉に、ルパンはきょとんとした顔を見せる。
「謝るなって。お前が謝ると、俺がみじめだろうが」
お前を拒否しなかった自分が。
「それ、どういう・・・」
「お前じゃなかったら・・・」
誰が男なんかに抱かれるもんか。
そう言いかけた言葉を途中で切り、次元はベッドに潜り込んだ。
「え、ちょっと、次元? 気になるんだけどっ」
「寝る!」
キスされて、組み敷かれて、その途中で。心のどこかでこうなることを望んでいた自分に気付いてしまったから。
「何、何、何!? ちょっと次元ってば! 何真っ赤になってんの? あ、そんなにヨかった?」
「う・・・うるせぇっ! 本気で反省してるんならな、それなりの行動を示せってんだ!!」
ゆらゆら、とくんとくん。
背中にくっついてくる男の体温と心音が、心地いいと愛しいと想う。悔しいから、そんなこと絶対に言ってやらないけれど。
「次元?」
「・・・んだよ」
「愛してるぜ」
「・・・馬鹿」
温もりに身を委ねながら、次元はもう一度眠りに落ちた。
先日のお題をアップしたときに頂きましたコメントが印象的でしたのでこんなお話。平行線にも見える真っ直ぐな線曲げて交差することを望むのはどちらなのか。と。
平行線を捻じ曲げるのがどちらでもきっと萌えるのですが、管理人の趣味が勝ちました。
やはり強引に捻じ曲げにいくのはルパン様であって欲しい。でも次元さんも心のどこかでは平行線が捻じ曲がることを望んでいればいい。
不器用な二人が大好きです←
読んでくださってありがとうございました!!
さーサイト用のを校正してくるぞ!
というわけでやるやる詐欺にならないように←こっちでSSS投下ですwww
ごめんなさい、明後日にはサイトに更新したい…!!
いい加減日記SSSも溜まってるし;;ログ整理もしたい…!
最近、書いたものを一度プリントアウトして、そこから手書きで校正→データを校正という、アナログ手法を入れているせいで、書き上げるまでにやたら時間がかかります。
でも、紙のほうが冷静に校正できるからいい、ということに気付いちゃったんだもの…
・ル次
・最中ではありませんが、ちょっとそういう発言(?)があるため苦手な方は注意。
・つまりは後朝です。
・先日の10お題の続きっぽいです。そちらを読んでなくても全然大丈夫ですけれど。
以上大丈夫な方は追記よりお進みくださいませー
ゆりかご
ゆらゆらと、ゆりかごに揺られているようなぬくもりの中、どこからともなく聞こえる規則正しい心音。とくん、とくん。それがひどく心地いい。
(ん・・・・・・)
半分だけ浮上した意識の中寝返りを打とうとしたものの、身体中が痛み思うように動かない。
(あれ、俺、どうしたんだっけ・・・?)
仕事終わりにルパンと一緒に酒を飲み、いつもどおり眠りにつこうとして、そして・・・。そこまでゆらゆらと思い返した後、唐突に意識が覚醒する。
「!?」
目覚めて一番に目に入ったのは、隣に眠る裸の男の姿。そして。
「・・・いってぇ・・・」
身を起こした途端に下半身を襲う鈍痛。そこでようやく昨夜の出来事を、あまり思い出したくもないその出来事を思い出す。
(夢・・・じゃねぇんだろうな、あれは)
夢でないということは、重く疼く腰と、視界に入ってくる自分の身体のいたるところに残された鬱血痕が物語っている。
「・・・夢・・・のほうがよかったんじゃねぇのかねぇ・・・お互いに」
隣ですやすやと幸せそうに眠る相棒を眺め、次元は小さく嘆息した。
いつかはこんな日が来るだろうと思っていた。友人としての一線を相棒としての一線を越えてしまう日が。自分に対するルパンの気持ちの変化には、随分前から気付いていた。その視線に込められた意味にも。気付いていながら気付かないフリをしていた。だがその熱い視線を無視することが出来ない自分がいるのも事実で。拒否するかどうか迷っているうちに、先に行動に出たのはルパンだった。
『俺は・・・・・・俺は本気だぜ、次元』
ベッドに引きずり込まれ、キスの最中に囁かれた言葉を思い出す。嫌だと抵抗する次元に、ルパンはそう言ってひどく情けない顔をしたのだ。
(あんな顔されたら・・・拒めねぇだろうが。馬鹿)
「・・・次元」
不意に名前を呼ばれて振り向くと、いつの間に起きたのか、ルパンがこちらを向いていた。黒い眼に揺れるのは、後悔とか不安とかそういった類の負の感情。
「その・・・怒ってる?」
「あ? なんで」
「いや・・・その・・・すまねぇ・・・無理矢理・・・だったし・・・・・・」
ぼそぼそとそんなことを言う。全く、こいつは。
「・・・謝るんじゃねぇよ」
「え?」
次元の言葉に、ルパンはきょとんとした顔を見せる。
「謝るなって。お前が謝ると、俺がみじめだろうが」
お前を拒否しなかった自分が。
「それ、どういう・・・」
「お前じゃなかったら・・・」
誰が男なんかに抱かれるもんか。
そう言いかけた言葉を途中で切り、次元はベッドに潜り込んだ。
「え、ちょっと、次元? 気になるんだけどっ」
「寝る!」
キスされて、組み敷かれて、その途中で。心のどこかでこうなることを望んでいた自分に気付いてしまったから。
「何、何、何!? ちょっと次元ってば! 何真っ赤になってんの? あ、そんなにヨかった?」
「う・・・うるせぇっ! 本気で反省してるんならな、それなりの行動を示せってんだ!!」
ゆらゆら、とくんとくん。
背中にくっついてくる男の体温と心音が、心地いいと愛しいと想う。悔しいから、そんなこと絶対に言ってやらないけれど。
「次元?」
「・・・んだよ」
「愛してるぜ」
「・・・馬鹿」
温もりに身を委ねながら、次元はもう一度眠りに落ちた。
fin.
先日のお題をアップしたときに頂きましたコメントが印象的でしたのでこんなお話。平行線にも見える真っ直ぐな線曲げて交差することを望むのはどちらなのか。と。
平行線を捻じ曲げるのがどちらでもきっと萌えるのですが、管理人の趣味が勝ちました。
やはり強引に捻じ曲げにいくのはルパン様であって欲しい。でも次元さんも心のどこかでは平行線が捻じ曲がることを望んでいればいい。
不器用な二人が大好きです←
読んでくださってありがとうございました!!
さーサイト用のを校正してくるぞ!
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