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某泥棒三世を愛する管理人による日々語り。腐的内容を含むことがあるので、ご注意ください。
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11.15.19:41

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  • 11/15/19:41

03.07.17:20

Help me!(通常SS Ver.) *3/7追記

先日の宿題、ル次会話SSSの通常バージョンですv

・ル次
・いちゃいちゃしてます

以上大丈夫な方は追記よりどうぞv


*3/7 追記
宿題を提出したら、真史さんがご褒美にイラストを描いてくださいました!一番最後に貼ってありますv


~Help me!~


「っ…!ぅっ…!」

 薄暗がりの中、隣から息を飲む音。微かに震える身体が、俺に寄り添う。

「…次元…?」

「っ…んだよっ!?…ぅお!?」

 俺の呼びかけにすら身体を硬くし、無意識なのか、その手が俺の腕を引く。…普段からそれぐらい可愛いことしてくれればいいのに。そんなことを思いながら、また、名前を呼ぶ。

「な…次元ちゃん…?」

「――――っっ!……だからっ…っなんだっ!」

 気丈さを装うくせに、隠しきれていない上ずった声。ちょっと、耳元でそんな声出されたら集中できないでしょ?

「無理、しなくていいんだぜ?」

 わざと挑発するように言ってやると、暗がりでも分かる潤んだ瞳が、キッとこちらを向く。あぁ、その顔。俺をあおってんの? たまんない。

「誰がっ…!!」

「こんな震えちゃってさぁ」

 そっと手を伸ばせば、薄い肩が小刻みに震えている。怖いんだろ? なぁ、次元?

「…馬鹿言え…俺は…!っっっ!?」

 それでもなお、気丈に放ちかけた言葉を、しかし、画面からの大音量がそれを掻き消した。

(ギャァアアーッ!!)

「ぎゃぁああああ!」

 その声に負けず劣らずの大絶叫を放ち、次元は俺の首筋にしがみついてきた。ご丁寧に、ちゃっかり俺の膝の上に乗り、おかげで画面は見えたものではない。ちらりと次元の肩越しに見えたテレビ画面には、ざんばら髪に血みどろの女の顔が映し出されていた。

「やっぱ日本のホラーは迫力あるよなぁー…あーあ…言わんこっちゃない。だから怖いんなら無理すんなって言ったのにー」

 普段もっとグロテスクなものを見る事だってあるというのに、なぜか次元はこの手のものに弱い。ま、俺はそれを知っててこんなものを借りてきたわけで。もちろん、この展開を期待してなのだが(笑)。

「ル、ル、ル、ルパーン!!」 

 次元はほとんど半泣きで俺の肩口に顔を埋めてくる。

「次元ちゃんてばかわいー」

 どさくさに紛れてほっぺにチューしてるのにも気付かないなんて、ホントどうかしてる。しがみつかれた首は若干痛いけど、滅多にないこの状況を楽しまなきゃ損だよな。もちろんDVDが終わったって、俺のほうが離してやるわけないけど!

                                           fin.

06a7ff1a.jpg




今回はこっちの通常Ver.の方が難しかったですー
やっぱルパン様目線てのが苦手なんだな、ワタシ。
私信>>真史さーん、こんなものでよかったでしょうか…(良くない)

お目汚し失礼いたしました!


*真史さんから素敵なイラストを頂きました!!
ルパン様にしがみついてる次元ちゃん可愛いよ可愛いよ!!!!
真史さん、ありがとうございました!!

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