11.16.19:55 [PR] |
11.25.21:42 だれか~ |
萌えをください!!って、これ、前もいつか書いたな…
どうも筆が進まないのはどうしてでしょうか…書きたいんだけど書けないのはもどかしいです。
どなたかチャットとかね、付き合ってくださる奇特な方はいらっしゃらないでしょうか←他力本願もいいとこだ
もやもやしつつ書いたSSS。超短いです。
ル次前提(というほどでもないけど)の不二子ちゃん独白系。
不二子ちゃんの思考回路ってのは、ルパン様の次に難しいんですよね…
気まぐれ猫の遊び方
「ねぇ、ルパン? アタシのこと愛してる?」
思いきり鼻にかかった声で甘えながらしなだれかかり、上目遣いに見上げれば、ルパンの鼻の下が見る見るうちにでれっと伸びる。
「も~っちろん! 不二子ちゃんのためなら何だってするもんね!!」
デレデレと下心見え見えの表情〈カオ〉。自信満々に胸を張って、どさくさに紛れてアタシの肩を抱く。
だけどルパン、アタシ知ってるのよ? それも貴方の演技〈ポーズ〉にすぎないってこと。
アタシが貴方を騙すのを分かってて、それでもアタシとの騙しあい〈ゲーム〉に乗ろうなんて。そんな人、世界広しと言えども貴方ぐらいなものね。貴方のそんなところが好きなのよ、アタシ。
そんなこと、微塵も見せてはあげないけど。演技〈ポーズ〉はアタシだって得意なの。もっとも、貴方にはこんなアタシのことも本当はお見通しなのかもしれないわね。
知ってるけれど、知らないふりをしててあげる。だってアタシは大人だもの。貴方だって同じ。男と女の騙しあい〈ゲーム〉は、素顔を見せたほうの負け。そうでしょ?
「ケッ。おい、ルパン、いいかげんにしろ!!」
向かいのソファで煙草をふかしていた黒ずくめのガンマンが、イライラとこっちを睨んでくる。
「どーせまた騙されて、獲物を持って行かれるのがオチだろうが!?」
「失礼ね。アタシのことなんだと思ってるの?」
鼻の先で笑ってやると、帽子の下の目が光った。
それを一瞥して、アタシはにっこり微笑む。
分かりやすい男。知ってるわよ。貴方がアタシのこと嫌いなことくらい。大好きなご主人様に近づく女が気に食わないんでしょう?安心しなさいな。誰も貴方のご主人様を盗ったりしないから。ただほんのちょっと、ゲームに付き合ってって、そう言ってるだけじゃない?
欲張りな男。アタシの欲しいものを簡単に手にしてるくせに、ほんの少し誘惑することすら許してくれないんだから。
「不二子ちゃん?」
ルパンの腕の中からするりと抜け出し、アタシは小さく肩をすくめた。
「…やっぱり今の話はなかったことにして? じゃあね」
「おい、ちょっと? 不二子ちゃーん???」
ひらひらと手を振れば、ガンマンの顔から少しだけ険しさが消える。
「全く、不二子ちゃんてば気まぐれなんだから…」
そう、アタシは気まぐれ猫。気が向いたときだけ貴方を遊びに誘うの。犬と相性悪いのは仕方ないわよね。
……でもね、猫だって、たまには甘えたくなるものよ。ね、そうでしょ? ルパン?
fin.
どうも筆が進まないのはどうしてでしょうか…書きたいんだけど書けないのはもどかしいです。
どなたかチャットとかね、付き合ってくださる奇特な方はいらっしゃらないでしょうか←他力本願もいいとこだ
もやもやしつつ書いたSSS。超短いです。
ル次前提(というほどでもないけど)の不二子ちゃん独白系。
不二子ちゃんの思考回路ってのは、ルパン様の次に難しいんですよね…
気まぐれ猫の遊び方
「ねぇ、ルパン? アタシのこと愛してる?」
思いきり鼻にかかった声で甘えながらしなだれかかり、上目遣いに見上げれば、ルパンの鼻の下が見る見るうちにでれっと伸びる。
「も~っちろん! 不二子ちゃんのためなら何だってするもんね!!」
デレデレと下心見え見えの表情〈カオ〉。自信満々に胸を張って、どさくさに紛れてアタシの肩を抱く。
だけどルパン、アタシ知ってるのよ? それも貴方の演技〈ポーズ〉にすぎないってこと。
アタシが貴方を騙すのを分かってて、それでもアタシとの騙しあい〈ゲーム〉に乗ろうなんて。そんな人、世界広しと言えども貴方ぐらいなものね。貴方のそんなところが好きなのよ、アタシ。
そんなこと、微塵も見せてはあげないけど。演技〈ポーズ〉はアタシだって得意なの。もっとも、貴方にはこんなアタシのことも本当はお見通しなのかもしれないわね。
知ってるけれど、知らないふりをしててあげる。だってアタシは大人だもの。貴方だって同じ。男と女の騙しあい〈ゲーム〉は、素顔を見せたほうの負け。そうでしょ?
「ケッ。おい、ルパン、いいかげんにしろ!!」
向かいのソファで煙草をふかしていた黒ずくめのガンマンが、イライラとこっちを睨んでくる。
「どーせまた騙されて、獲物を持って行かれるのがオチだろうが!?」
「失礼ね。アタシのことなんだと思ってるの?」
鼻の先で笑ってやると、帽子の下の目が光った。
それを一瞥して、アタシはにっこり微笑む。
分かりやすい男。知ってるわよ。貴方がアタシのこと嫌いなことくらい。大好きなご主人様に近づく女が気に食わないんでしょう?安心しなさいな。誰も貴方のご主人様を盗ったりしないから。ただほんのちょっと、ゲームに付き合ってって、そう言ってるだけじゃない?
欲張りな男。アタシの欲しいものを簡単に手にしてるくせに、ほんの少し誘惑することすら許してくれないんだから。
「不二子ちゃん?」
ルパンの腕の中からするりと抜け出し、アタシは小さく肩をすくめた。
「…やっぱり今の話はなかったことにして? じゃあね」
「おい、ちょっと? 不二子ちゃーん???」
ひらひらと手を振れば、ガンマンの顔から少しだけ険しさが消える。
「全く、不二子ちゃんてば気まぐれなんだから…」
そう、アタシは気まぐれ猫。気が向いたときだけ貴方を遊びに誘うの。犬と相性悪いのは仕方ないわよね。
……でもね、猫だって、たまには甘えたくなるものよ。ね、そうでしょ? ルパン?
fin.
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