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08.04.11:30 8/4 私のポジション |
(お題についての詳細はこちらをご覧下さい)
お題:私のポジション
・次五
・ですが、かなり五次っぽいかも
・つまりは『どっちが上』次五バージョンということで…
・エロではなくギャグですが、苦手な方はご注意を
OKでしたら追記へどうぞ
更新が遅くなってすみませんでした;;
しなやかな身体をかき抱き、重ねた柔らかい唇を食む。
「ん…」
息継ぎの合間に零れた吐息が耳元を擽った。
(堪んねぇな…)
腕の中で微かに震える侍に、次元は満足げに口元を緩める。空いた手で顎先をなぞれば、次元の腕にしがみついた手に力がこもった。
「ん…次元」
「どうした?」
名前を呼ばれて見下ろせば、いつになく真剣な瞳が見上げてくる。普段ならこれだけキスしてやればとろんとした顔になるというのに。
「…頼みがあるのだが…」
「何だ?」
他でもない愛しい恋人の頼みとあれば、無下にするわけもない。先を促すように擽ってやれば、五右ェ門は少し顔を赤くする。
「その…」
「何だよ、だから」
「今宵は、拙者に…上役をさせてはもらえぬだろうか?」
「………………はぁ?」
突然の言葉に意味が分からずフリーズする次元。たっぷり30秒近く間をおいてようやく、溜息ともつかない間の抜けた声を発した。
「頼む」
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ………ちょっと待て!!!」
これ以上ないくらいに狼狽する次元。それとは対照的に五右ェ門の方は真剣な顔で次元に詰め寄り、体重をかけて押し倒そうとする。
「だからちょっと待てって…!!」
「何をそれほどうろたえておるのだ」
「うろたえもするだろうがー!!」
これはもう貞操の危機なのだ。男が後ろを狙われて狼狽しない方がどうかしていると思うのは次元だけだろうか。なんてことを、自分が五右ェ門に強いたことは棚に上げて考える。
「だ、大体、お前男抱いたことあんのかよ!?」
「あるわけがござらぬだろうが。だが普段おぬしにされているようにすればいいのだろう?」
しれっと言われればもはや頭を抱えるしかない。
「お前、そんなに俺にやられるポジションが嫌か?」
「というよりは、そちら側に興味があるのだ」
おぬしはどんなことを考えておるのかとかな。そんなことを言いながら間合いを詰めてくる五右ェ門の表情は、いつになく雄の色香を漂わせていて。しかしそれを見せ付けられれば見せ付けられるほど、次元の背筋は凍るばかりだ。
「ちょ…だから、な? 落ち着けって…」
「落ち着くのはおぬしだ。観念するが良い」
にじり寄られ押し倒され。
「嘘だろー!?」
このあとどうなったかは皆様のご想像にお任せいたします…
それにしても今日は時間がかかりました…いつもに増しての低クオリティで申し訳ないです;;
その上やっと書いたのにブログの不調で更新できないし。お待たせしてすみません。
いやこんなものを待ってくださっている方がいらっしゃるのか←
最後まで読んで下さってありがとうございました!
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