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09.02.00:41 9/1 無限増殖 |
(お題についての詳細はこちらをご覧下さい)
お題:無限増殖
・ルパン一家+銭形
・ひどいです、ギャグですwww
OKでしたら追記へどうぞ
一日ずれちゃったけど!www
一日遅れがデフォ化しそうでやばい!頑張る!!
「まぁてぇええええ!! ルパ~~~~ン!!」
後ろから追いかけてくるのはおなじみの銭形警部。
「とっつぁ~ん! しつこい男は嫌われるぜぇ!?」
「やかましい! 大人しくお縄につかんか~!!」
そう言いながら、なぜか民家の壁の上を走ってみたり屋根から屋根へと飛び移ってみたり、サーカス団員も真っ青のアクロバティックな追跡を繰り広げてくる。人並みはずれた身体能力をしたルパンや五右ェ門でさえも舌を巻くその動きに、一緒に追いかけられていた次元が呆れた顔になる。
「どうしたんだ今日のとっつぁんは!」
「なんか変なもん喰ったんじゃねぇのか?」
「わははは! 見たか! 今日のワシは今までのワシとは一味違うのだ!!」
「じゃあどんなワシだろうね、もしかして空飛ぶ鷲だったりして」
本当に空でも飛ぶかのように10メートル近い壁から垂直に飛び降り、そのまま道路を駆ける姿はもはや人間離れしすぎている。
「おい、まじでおかしいだろあれ!」
いくらなんでもおかしい。
ルパンたちがそう思ったとき、突然、角から出てきた車にあたって銭形の身体が宙を舞った。
「とっつぁん!!」
思わず蒼白になるルパンたち。地面に叩きつけられた銭形はそのまま動かなく…なるかと思いきや。
「わはははは!!」
何事もなかったかのようにムクリと起き上がり、スタスタと歩き出したのである。
「「「はぁ!!??」」」
唖然とする三人をそのままに、そして当の本人はなぜか誇らしげに胸を張る。
「今日のワシは一味違うと言っただろう!! 無限増殖の裏技を覚えたワシにいまや不可能はないのだ!!」
わはははは!! と高笑う銭形だが、理由を聞いてもルパンたちは呆然とするばかりである。
「…おいルパン…」
「無限増殖ったらあれだよな、ゲームとかでプレーヤーキャラクターを無数に増殖させる裏技だろ?」
「…意味が分かんねぇ…」
「そして!」
銭形はいきなり何にもないところでジャンプをする。と、突然空中にゲームでよく見かけるようなブロックが姿を現し、その中からはキラキラと光るスターが登場する。
「このステージの隠しアイテムまでを網羅したワシはもはや無敵! 覚悟しろルパン!!」
スターを取ってなぜか全身を発光させる銭形は、今度は角から出てきた車を反対に彼方へ跳ね飛ばしながら、ルパンたちの方へと猛然とダッシュで突っ込んでくる。
「意味がわからねぇってばっ!!!」
「やべぇぞあれに捕まったら絶対逃げられねぇ!!」
「まぁてぇえええええ!!! ルパ~~~~ン!!!!!」
*
「ぎゃぁあああああ!!!」
盛大な自分の叫び声で目を覚ますと、そこはいつものアジトのリビング。
「……あら…?」
「どうしたルパン!!」
そのただならぬ叫び声にキッチンからマグナムを構えて飛び出してきた次元だったが、ぽかんと呆けた顔のルパンに緊張を解いた顔になる。
「あん? なんかあったのか?」
「いや…夢? 夢かぁ…」
ようやくそれが自分の見ていた夢だとわかってがっくりと肩を落とすルパン。へなへなと力が抜ける。
「いやさぁ、無限増殖したとっつぁんが隠しブロックからスター出して無敵になって俺を追いかけてくるからさぁ…」
内容はばかばかしいのにやけにリアルな夢だった。溜息混じりにそう説明すると、次元はフンッと鼻を鳴らした。
「そりゃおめぇ…」
くいっと顎の先でルパンの傍らにあるものをさす。
「…ゲームのしすぎだろ」
「あ…」
転がったなつかしのゲーム機。つながれたテレビ画面には【Game over】の文字が点滅していた。
無限増殖って意味分からなかったんで調べてみたらこんな意味があるらしいですね。
マリオとかがいい例らしいです。残念ながらファミコン・スーファミは家になかったのでマリオはほとんどやったことありませんが…
ルパン様はテレビゲームとかにムキになるタイプだと思うな(^_^)
最後まで読んで下さってありがとうございました!!!
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