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07.30.00:00 7/30 神を名乗る |
365日のお題【7/30】です。
(お題についての詳細はこちらをご覧下さい)
お題:神を名乗る
・ルパン様+次元さん
・超短いです…
・というかお題が難しかったんです…今はこれが精一杯…←
OKでしたら追記へどうぞ
「なー次元、お前神様っていると思うかー?」
唐突にルパンにそんなことを問われ、俺は眉間に皺を寄せた。
「何だ、いきなり」
「いや、ふと思っただけ」
突拍子もないとはこのことだ。こいつの頭の中はいつだって不可思議で読めない。
「…俺が神様なんて信じてると思うか? お前だってそうだろうが」
「だよなー」
神様の存在を信じていたならもう少しまともな人生を歩んでいてもいいと、自分でも思う。
「五右ェ門はなんか信じてただろ」
「神様っていうか仏様じゃねぇのか、あれは」
神と仏の違いすらもよく分からないし、宗教だの信仰だのにはとにかく興味がない。だからといって別に神を否定するわけではない。信じる奴は信じればいいし、信じない奴は信じなければいい。自分とは関係のないところで好きにやっていればいいと思う、ただそれだけだ。
「そういえば昔いたよな、自分は神だとかいう男。ってか脳みそだけの化け物?」
「…あぁ、そういえばそんな奴もいたな」
自分のクローンを無限に作り出し、オリジナルは脳みそだけになって薬液に浸かって生きていた化け物のような男が。神とは全知全能の存在とはよく言ったものだが、物知りだったらいいっていうわけでもないと思うのは俺だけだろうか。少なくとも、脳みその化け物を崇め敬おうとは俺は思わない。
「神を名乗るってのはどんな気分なんだろうと思ってな」
「名乗ってみればいいじゃねぇか、ルパン教でも作ってみろよ」
「俺が神様名乗ったら次元ちゃん敬ってくれる?」
「誰がおめぇ見たいな奴敬うか」
「だよなー」
結局のところ、俺達は神様なんてこれっぽっちも信じちゃいないし、敬おうとも思っていないのだ。他人に左右されるくらいの曖昧な人生なら歩む意味はない。自分で進むから人生なのだ。信じる信じないは個人の自由だから神様でも仏様でも勝手に信じればいいと思うが、それを押し付けられるのは本意ではない。
「神様は信じないけどさぁ」
「あ?」
「いるんならちょっと会ってみたい気がするよなー死んだらあの世で会えるのかな?」
そんなことを意ってけらけらとルパンは笑った。
「…そんなこと思う奴、お前ぐらいなもんだろうよ」
ルパンなら、そのカミサマとやらにだって太刀打ちできるんじゃないか。屈託なく笑い続けるルパンを見ながら、俺はふとそんなことを思った。
もう言い訳はしません。
お題が難しい…というかこのお題をルパンでやるのが難しかったんですよー;;
だって神様なんか関係ないところで生きてそうじゃないですかー
最後まで読んでくださってありがとうございました!!
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