11.17.04:54 [PR] |
09.16.00:28 9/15 夜空に輝く… |
(お題についての詳細はこちらをご覧下さい)
お題:夜空に輝く…
・ル+次
・ファーコン設定シリアス風味
・馴初め話…かな…
・徐々にベタな展開に突入してます…←ラブラブし始めましたwww
・キャラクター崩壊が激しいです(´;ω;`)お叱りは受けますwww
・9/6~は続き物になります!!単発でも読めなくもないとは思いますがよければそちらからご覧下さい♪
それでもOKでしたら追記へどうぞ
アップ遅くなってすみません;;
どれぐらいそうしていただろうか。気がつけばいつの間にかあたりは闇に包まれようとしていた。
傍らに男の体温を感じて溜め込んでいた思いの丈を吐き出して驚くほどに心は凪いでいた。自分でも情けないくらいに狼狽した姿を見せても逃げなかった、むしろこうしてずっと傍に居てくれる男に感じるのは、今はただただ感謝ばかり。だがもちろんこれまで押し込めていた感情がそれだけでないのも事実。
耳元に感じる男の鼓動。少し甘い煙草の香りのする吐息。自分より少し高い体温。男であるはずの相棒のそんな全てが欲しいと思うくらいにはイカレテるのだ。
「なぁ…」
「…なんだよ」
掠れた声で問えば、俺を抱きかかえたままの男もまた掠れた声で問い返す。
「お前…ホントに俺が何したいか分かってんの?」
「……大体は…」
歯切れの悪い返答。分かってはいても信じたくはないというところが本心だろう。
「お前さぁ…」
「だからなんだよ」
「つくづく苦労性だよな」
「…誰のせいだと思ってやがる」
呆れたように頭上で溜息をつく男に、笑いが零れた。
「笑うなよ」
だがそう言っている男の声が既に笑いを含んでいるのだからしかたない。つられて俺もまた笑う。
窓の外からは月明かり。雲間から覗くそれは満月と呼ぶには少し欠けていて居待ち月というくらいだろうか。その優しい光に照らされた俺を見下ろす男の顔は、月光と同じくらいに優しい。俺は、そんな顔をする男を初めて見た気がした。何時だって帽子に隠された下の顔は無愛想で、冷たく寡黙な印象しかない。それは全部、本心を隠すための仮面だったとでもいうのだろうか。
「…愛してんだ…」
今まで躊躇していたのが信じられないくらいに、さらりと俺の口からその言葉が零れた。一瞬男は目を見開いたが、それでも俺から離れようとはしなかった。
「好きで好きで好きでどうしようもねぇくらい」
「…そりゃ情熱的にどうも」
「お前は?」
問えば、男がぐっと息を呑むのが分かった。困惑するのも仕方ないと思う。だがどうしても男の口から聞きたかった。
「次元?」
「…正直…」
溜息にも似たように吐き出される言葉。
「お前のそれと同じかどうかはわからねぇけどな…」
とつとつと、ひとつひとつ噛み締めるようにして押し出される言葉を辛抱強く待つ。
「お前のことは…す……いや…嫌いじゃねぇ」
この後に及んでそんな言い回ししか出来ない不器用な男に本気で笑ってしまった。憮然とした表情の次元を見上げれば、月夜にも分かるくらいに朱に染まった顔。
「何? 照れてんの?」
「馬鹿、俺はなぁ…」
開きかけた男の唇に唇を押し付けた。煙草の香り。俺よりも少し厚くて柔らかい感触。それが心地いいと思うのがどうかしてると分かっていても、自分を抑えられない。促すようにして舌を這わせるとおずおずと俺を招き入れる。そんなことひとつだって嬉しくて仕方ない。
「…やめろって」
だが、息継ぎの合間に切羽詰った声で押し返されてしまう。
「なんで」
それが少し癪に障って睨みあげれば、相変わらず赤い困った顔が見下ろしてきた。
「…怪我人が盛ってんじゃねぇよ。大人しくしてろ」
「じゃあ怪我が治ったら相手してくれんの?」
「 !!」
一段と真っ赤になって俺を睨み返す次元も愛しくてしょうがない。
「冗談。ここまで我慢したんだ、お前が決心するまで待ってやらぁ」
そうは言うものの、どこまで我慢がきくかは俺にだって分からないが。
「おい、ルパン」
「…なんもしねぇよ」
焦ったような男の声にまた笑いながら、煌々と月明かりに照らされた男に身体を寄せて静かに目を閉じた。
延々いちゃいちゃしてればいいよ君達はもうwww
もっとこう上手く心理描写とか書き込みたいよなぁ…つくづく描写力のない自分がつらいwww
違うんだぁ…もっとワタシの書きたかったのはもっとこう…(*/□\*)゜゜・。
最後まで読んで下さってありがとうございました!!
明日で最後です!!
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